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「100,000年後の安全」を観てきた話。

05月26日(木)02時40分
ちょっと前のことになりますが。
100,000年後の安全」観て参りました。
感想を一言で述べるならば、


──びっくりした。


いや、本当に。
現在フィンランドに建設中の、放射性廃棄物最終処分場。
(世界初らしい)
そこを取材したドキュメンタリー映画…との事前知識はあったのですが。

日本でもほんのり取り上げられてきた類の問題なのかな、と思うじゃないですか。
地元の反対とか、土壌への影響は大丈夫なの、とか。
そんな事じゃなかった。
ってか、そんな事すら、目先の問題だった。


映画自体には、放射性物質を直接どうこうするような場面はほとんどありません。
静かな映像で描き出されるのは、ひたすら地下深く、深くへ地面を掘りゆく建設作業。
その合間合間で、インタビュー映像が差し挟まれる構成です。
処分場のプロジェクトに関わる責任者・専門家たちへ、施設の概要から未来への問題点までが問いかけられます。

美しくて冷ややかな色で切り取られた光景。
印象的なのは、添えられるナレーションが、常に「遠い未来の誰か」に向けて語りかけられていること。


「君は、どうしてそこを掘り返したの? 宝物があると思ったかい?」


放射性廃棄物が生物に対して無害になるまで、最低10万年。
それまでは、自然災害や戦争などの影響を避けて隔離する必要がある。
金属の容器で密閉して、安定した深い地層へ貯蔵し、施設が一杯になったら埋め戻す。まるで、初めから何もなかったかのように。

人間の監視を必要としない施設でなければならないそうです。
6万年後に来ると言われる、氷河期。10万年の間、人類が進化をし続けて存在してるかどうかは、誰にも分らないから。
インタビューは段々、未来の誰かが見つけて掘り返す可能性と対策へ言及します。

10万年前は、ネアンデルタール人だった。
10万年後の人間には、どうやって「これは危険なものです」と伝えたら良いのか。あるいは、人間でないものには。

インタビュー中の、
「今存在する放射性廃棄物は、そのエネルギーを使った世代に処分の責任がある」
という言葉が、ずっしりきました。

「それは、原子力の賛否に関わらず、国民の責任である」
と。
そもそも。
10万年動かさずに預かってくれる地層なんて、日本にあるのかしら?


賞味期限切れの食品は、自分の五感で判断して食べるべき。
と主張する友人を、ふと思い出した。
目でも鼻でも舌でも全く感じられないあの物質は、やはり人間が扱うには早すぎたのじゃないか。
途方もない気持ちになりました。


仙台フォーラムでは6月3日まで上映があるみたい。
上映中、これから上映するところもあるようなので、もっともっと多くの人が観るといいなあ、と思っています。

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秋成きよる

Author:秋成きよる
杜の都の駄目オトナ。
土木関係の会社で設計部署の下っ端をしつつ、
某携帯コンテンツのライターをしています。
ベルギービールが大好きで、
焼酎の味は未だ解りません。

一応本館(携帯サイト・PC閲覧できます)
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